佐賀県にある半導体製造装置関連部品の製造・板金、機械加工・機械組立を手掛けている「株式会社 中島製作所」では、完全自社製の生産管理システムにおいてすべての工程を一元管理しています。このシステムを使用することにより、受注から生産状況、納期、出荷ほか一連の情報を把握し、適正かつスムーズな生産を可能にしました。

こちらでは、高品質な製品のご提供を可能にする当社の生産管理システムについてご紹介します。

◆中島製作所の生産管理システム

変種・変量・短納期のニーズに応えるための「見える化」ツール

◎受注状況および工程表

受注件数：15,000件/月
平均個数：8個
標準LT：10～20日(1～2％は短納期)

◎生産状況の把握

進捗状況を数値で把握

直近の負荷状況を把握

作業時間と見積もり時間による出来高把握（工程毎、作業者毎、ブレーキ毎）

把握した情報をもとに、残業、人員配置等をタイムリーに修正

◆中島製作所の生産管理システム～納期～

◎納期管理

【1】製造指示の前に負荷をチェック……受注シミュレーション
※製造工程で計画を変更すると管理が煩雑となり、間違いが起きやすくなるため、受注段階で負荷調整をする。

【2】上流工程から進捗を監視……負荷グラフ、作業進捗率、残件数、他

負荷グラフのイメージ

※納期への影響を上流工程から監視することで、早い段階で異常時の対処ができる。

【3】納品前の品揃え……納品書、検査図、製品、全てが揃っていることを確認

未揃い製品の状況を確認する画面（例）

※トラブル時にも製造工程の状況を詳しく把握できる。

◆中島製作所の生産管理システム～識別～

◎生産結果の評価

出来高等の検索画面例

把握できることの例

【1】時間単位（工場全体、工程、機械、作業者ごとにも検索可能）
【2】材料費、加工費、外注費、管理費
【3】非生産時間（打合せ・教育・その他）

◎時間単価算出までの流れ（製品Aを受注、ブレーキ作業完了までの事例）