機械加工｜半導体製造・板金・機械加工なら中島製作所

中島製作所の機械加工

Machining

佐賀県で半導体製造装置関連部品の製造・板金、機械加工・機械組立を手がける「株式会社中島製作所」は、1925年の創立から長い歴史を積み重ねてきました。その中で蓄積された技術力により生み出される製品は、お陰様で多くのお客様にお喜びいただいています。こちらでは、当社の機械加工についてご紹介します。

◆機械加工とは

機械加工とは、マシニングセンタや旋盤などの工作機械を使い、工具で材料を削る工法の総称です。加工の際には、削る順番や速度、使用する工具・油、加工時の材料の固定方法、材料の形状といったものをふまえ、どう工作手順を構築すべきか高度な判断が必要です。

当社には豊富な知識や実績を持つ機械オペレーターが在籍していますので、常に最適な判断のもと質の高い加工を実現しています。

◎工作機械で加工する機械加工

工作機械や工具を使って機械の部品などを加工することの総称が「機械加工」ですが、その中には旋盤やフライス盤を用いた切削加工も含まれます。ほかにもボール盤、NC工作機械、マシニングセンタといった工作機械を活用した加工は、すべて機械加工だといえます。

大切なのは機械を動かす前段階

NC工作機械やマシニングセンタは数値を入力することで厳密に制御できるうえ、自動的に工具を切り替えながら作業を効率的に進行することが可能であり、機械加工における重要性は高まっています。

しかし機械加工においていかに生産性を高められるか、材料の歩留まりを改善できるかは、機械を動かす前の段取りにかかっているといえます。“人”による前段階がとても大切なのです。

機械技術が大きく進歩した今日においても、「工作手順をどう構築するか」「専用の治具（じぐ）をどうやって開発すればよいか」といった高度な判断は機械任せにはできません。今もなお、技術者の経験や知恵を大いに頼りにしているのが実状だといえるでしょう。

材料の種類と形状1

機械加工ではさまざまな金属材料を用いますが、大きくは鉄鋼と非鉄金属に分けられます。加工のしやすさは材料によって異なるため、材料に応じて工具の使い分けや加工手順の変更が必要です。こちらでは、機械加工で使用される主要な金属材料についてご紹介します。

アルミ合金	ステンレス鋼	ステンレスや鉄鋼などと比べて大変やわらかく、加工しやすい材料です。ただし純粋なアルミニウム素材は粘りがあるため曲げ加工には適していますが、切削加工には適しません。それに対し鉄鋼材料に匹敵する強度を持つ快削合金やジュラルミンなどの2000系と呼ばれるアルミ合金は、切削加工に適しています。しかし逆に曲げ加工やロウ付けには向いていません。
ステンレス鋼	ステンレスや鉄鋼などと比べて大変やわらかく、加工しやすい材料です。ただし純粋なアルミニウム素材は粘りがあるため曲げ加工には適していますが、切削加工には適しません。それに対し鉄鋼材料に匹敵する強度を持つ快削合金やジュラルミンなどの2000系と呼ばれるアルミ合金は、切削加工に適しています。しかし逆に曲げ加工やロウ付けには向いていません。	強度が高く、耐熱性・耐食性にも優れた材料です。その特性から、火中・水中といった過酷な環境下で使用する機械部品に多く用いられます。ただし粘りが強いため、切削加工には向いていません。ステンレス鋼の代表的なものには「SUS304」が挙げられます。
鉄鋼	黄銅	溶接性に優れているうえ安価であり、さまざまな機械加工において主役的に使用されている材料です。焼き入れなどの熱処理により、さまざまな特性を引き出すことが可能です。なお工作機械や工具の多くは鉄鋼材料の加工を前提に作られているため、ステンレスやアルミの加工に生じる難しさはないといえるでしょう。
黄銅	溶接性に優れているうえ安価であり、さまざまな機械加工において主役的に使用されている材料です。焼き入れなどの熱処理により、さまざまな特性を引き出すことが可能です。なお工作機械や工具の多くは鉄鋼材料の加工を前提に作られているため、ステンレスやアルミの加工に生じる難しさはないといえるでしょう。	銅と亜鉛の合金であり、ステンレス鋼ほか一般の鉄鋼に比べて切削性が高い材料です。またハンダや銀ロウとの相性がよいのも特徴であり、機械部品のみならず工芸品などの加工にも多く使用されています。