板金加工
~抜く・曲げる・溶接~

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中島製作所の板金加工

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佐賀県にある「株式会社 中島製作所」は、半導体製造装置関連部品の製造・板金、機械加工・機械組立を手がける会社です。長年にわたって豊富な実績を積み重ねながら技術力を蓄積し続け、お客様のさまざまなニーズにお応えする製品を作り上げてきました。

こちらでは、当社の板金加工における、抜く・曲げる・溶接するといった3つの工程についてご紹介します。

◆板金加工

金属素材の板材を加工することで、目的の製品に仕上げる「板金加工」。抜く・曲げる・溶接といった3つの工程を経ることで製品を完成させます。こちらでは、それぞれの工程を分けてご紹介します。

工程01:抜く

工程01:抜く

板金加工においてまず取りかかるのが「抜く」工程です。板状の金属製材料から必要な形状を抜き出す工程であり、代表的な加工方法にはパンチングプレス機による「打ち抜き加工」やレーザー加工機による「切断加工」があります。

当社ではさまざまな「抜く」加工に対応できる高スペックな設備を備えており、豊富な知識と実績をもとに、材質の特性や製品の仕様に最適な加工方法の選択が可能です。

板金加工における「抜く」工程について~「穴あけ加工」と「打ち抜き加工」~

「抜く」加工方法は複数ありますが、当社では金型を用いた「穴あけ加工」も多く行っています。棒状の金型「パンチ」と、その棒の直径と同じサイズの穴があいたドーナツ型の金型「ダイ」で材料を上下から挟み、瞬時に圧力をかけることで板材に同サイズの穴をあける仕組みを用いるのが一般的です。

また、このパンチとダイを使ってマシンガンのように連続的に穴をあけながら目的の形状に加工することを「打ち抜き加工」といいます。

工程02:曲げる

工程02:曲げる

多くの場合、「抜く」加工を経た板材は「曲げる」工程に移行します。プレスブレーキと呼ばれる機械に、それぞれの形状に応じた金型を取り付けて板材などを折り曲げる加工を行います。

当社では、CAD図面からNCデータを作成し迅速に加工作業へ移行できる最新のNCプレスブレーキを使用していますので、小ロット生産にもスピーディーに対応が可能です。

なおNCプレスブレーキを用いたとしても、依然として曲げる加工には職人の技や勘に頼る部分が多いといわれています。その点当社には長年経験を積んだ“曲げのプロ”が在籍しており、「人」と「機械」の両方の力を十二分に発揮した加工をご提供できます。

板金加工における「曲げる」工程について

曲げ加工

曲げ加工

曲げ加工

金属材料を曲げると外側は引っ張られる方向に、内側は圧縮する方向に力が加わって伸び縮みによるゆがみが生じます。そのため「曲げる」工程は、板金加工の中でももっとも高い技術を求められるものの一つとされています。

曲げる加工で行われるのは、「鋼板などを折り曲げて、断面形状をV字形・U字形・L字型などにする」「アール形状にする」などが主体です。当社ではこれらの精度を高めるため、NCプレスブレーキを使用して加工しています。

加工の際に数値制御の利くNC装置に板厚、曲げ角度、曲げ寸法を入力することで、材料のゆがみを想定した高精度な製品に仕上がります。

NCプレスブレーキによる作業

NCプレスブレーキに
よる作業

NCプレスブレーキによる作業

NCプレスブレーキのメリットは、CAD図面からSNデータを作成して迅速に加工作業が行える点です。時間的なロスが生じないため小ロット生産でもスピーディーに対応でき、短納期化を実現します。

加工はまず、プレスブレーキの下型に載せた材料を可動式のバックゲージにつき当てて曲げ位置を固定。次にプレスブレーキの上型を下降させて材料に押し当て、その圧力で曲げていきます。下型の形状によって材料が変形する仕組みです。

“曲げのプロ”が在籍

“曲げのプロ”が在籍

“曲げのプロ”が在籍

当社では最新のNCプレスブレーキを活用して曲げ加工を行いますが、やはり自動化だけでは対応できない技術領域もあるのが事実です。

たとえば「板厚と曲げ角(アール)の組み合わせを考える」「曲げの加減を想定する」といった作業には、現在も職人の技や勘に頼らざるを得ないケースも多いといえます。当社には長年経験を積んだ“曲げのプロ”が在籍していますので、機械と人の力を十二分に活かした加工が可能です。

◎工程03:溶接

◎工程03:溶接

溶接加工とは基本的に、熱を用いて2つ以上の金属を接合することを指します。当社ではおもにTIG溶接を採用しており、中でもとくに技術を要するステンレスの薄物の溶接技術については、お客様より高い評価をいただいています。

そのほかにも材料や用途・目的に応じてスポット溶接、半自動溶接を適宜使い分け、板金加工品、機械加工品といったさまざまな部品を組み合わせて溶接することが可能です。

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